薬なしの他人怖がり改善法


(症状と薬を使わない改善方法について)

他人怖がりは最近では社交不安障害やコミュニケーション障害といった呼ばれ方をするようになりましたが、具体的には下記にまとめたような形で現れる症状になります。

他人怖がりの症状の現れ方は下記に書かせていただいたように色々ですが、適切な対応をしていけばSSRIなどの抗うつ剤や抗不安薬といった薬を飲まなくても充分、症状を改善しているものなのです。

しかし、今は他人怖がりの場合でも薬で治療されていることが多いように思います。

しかし、SSRIなどの抗うつ剤や抗不安薬といった薬をいくら飲んでも、他人怖がりの根本原因である人間関係における「とらわれ」が解消しなければ、症状は改善してこないものなのです。

なお、人前で緊張し上がってしまうとか、人に気を使い疲れてしまうということは、誰にでも多かれ少なかれあるものですが、これが過度に強くなり、とらわれるようになったのが他人怖がりだと言って良いと思います。

日本の場合、島国であるためか、昔から風土的に集団行動を重視する村型の社会であったために、身の回りの人間関係が崩れることは村八分などで表されるように社会的な死を意味し、この社会的な死の怖がりを感じやすいところから他人怖がりの症状が起こりやすいのではないかと思います。

これに対して、アメリカなどの風土的に個人主義の国では、日本の場合のように集団行動をあまり重視しませんから、他人怖がりに悩む人が少ないということを聞いたことがあります。

また、アメリカ人でも日本に長く生活していると他人怖がりに悩むようになることもあるようですから、置かれている環境の影響も大きいのではないかと思います。

また、他人怖がりに悩んでいる時は症状を無くそうとして、自分自身で、いろいろな本を読んだり、いろいろな治療法を試してみたり、最近ではインターネットのサイトを調べたりすることが多いように思います。

しかし、こういう本や治療法、サイトの中には他人怖がりの症状を逆に悪化させてしまうような誤った内容のものも多いので注意が必要だと思います。

また、最近は他人怖がりの場合でも精神科や心療内科といった病院に行くことが多いのではないかと思います。

しかし、今は他人怖がりの場合も社会不安障害といった診断をされ、アメリカの影響を受けて薬物療法がメインの治療になっていますから、病院に行っても薬を処方されるだけで終わってしまうことが多いのではないかと思います。

しかし、こういう薬物療法を初めとした、他人怖がりの症状だけに目を向け、これを無くそうとする方向の治療では症状を克服出来るどころか、逆に強くなってしまうものだと思います。

これは他人怖がりの根本的な原因が人間関係の「とらわれ」にあるからなのです。

つまり、他人怖がりの症状のために人から変に思われるに違いないという「かくあるべし」の「とらわれ」が出来ているものなのです。 そして、このために、薬を飲んだりすると、かえって注意の方向が他人怖がりの症状の方に向きやすくなり、逆に、「とらわれ」を強くしてしまうものなのです。

ですから、薬物療法だけで済ませるのではなく、森田療法や認知行動療法などの精神療法により対応していった方が、良い方向に向くことが多いと思います。

ただ、精神療法の中にも症状だけ目を向け、これを無くそうとする方向のものが多いので注意が必要だと思います。

森田療法のように症状だけに目を向けるのではなく、人から変に思われたらどうしようという社会的な「死の怖がり」に対する「とらわれ」を解消する方向の方が、結果的には他人怖がりの根本的な治療になると思います。

なお、あがり症や社会不安障害、社交不安障害、コミュニケーション障害といった言葉も良く目にしますが、これは他人怖がりと同じ事だと考えて良いと思います。


<他人怖がりの主な症状は、下記の11種類になります。>

1.内気で大人しい自分の性格に劣等感を感じる。(劣等感
2.異性など苦手な人の前で緊張し顔が赤くなってしまい辛くなる。(赤面怖がり
3.無口さのために人から変に思われたり嫌われているのではないかと心配になってしまう。(心配性
4.ワキの汗が多く、このために人から変に思われているように感じ辛くなる。(ワキ汗
5.相手の思惑が気になったり人付き合いが不安になっている。(対人不安
6.休憩時間の雑談の時に言葉が浮ばず何を話して良いか分からず辛い。(雑談怖がり
7.人前で、おならが出て人から嫌われると感じる。(おなら怖がり
8.自分の体の臭いのために人から嫌われているように感じる。(自己臭怖がり
9.唾を飲み込む音や喉の動きが相手に伝わり嫌われてしまうと不安。(唾液怖がり
10.ワキの汗の臭いのために人に嫌がられていると感じる。(ワキガ
11.会話の時に言葉が詰まるために人から変に思われるのではないかと悩む。(吃音




<他人怖がりの症状に関連するキーワード>

1.劣等感的投射
(他人怖がりに悩み劣等感を強くしている時は、人から目を背けられたりすると、人が自分の症状に気付き嫌な思いをしているように感じてしまうものなのです。なお、詳しいことはリンク先のページを読んでみて下さい。)




あなたの悩みや辛いお気持ちをお知らせ頂ければ、私の経験から少しはアドバイスできると思いますので、よろしければ、下記の要領でメールを送って下さい。



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@年齢
Aあなたの性格を簡単に書いて下さい。
B今、一番辛い症状は何ですか。
C病院に行かれたことのある人は、
  病院での診断結果を簡単に書いて下さい。
D平均的な一日の過ごし方を簡単に書いて下さい。

Mail Address hiro19530915@yahoo.co.jp

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最終更新日 2019.04.04