吃音(どもる)



(吃音の症状について)

吃音は話している最中にどもるために、言葉がスムーズに出てこずに、同じ言葉を何度も繰り返してしまったり、言葉が途切れてしまったりする症状になります。

吃音症とか、どもりと言われることもあります。

吃音はてんかんや聴覚機能不全といった器質的な異常や遺伝的な要素が原因になっている場合も多いですが、最も多い原因が対人緊張や対人不安ではないかと思います。

つまり、客観的に見て言葉がスムーズに出てこない状態でも、本人は特に悩んでいないということも多いものなのです。

逆に、客観的に見れば言葉がどもることに、ほとんど気付かない程度であっても、本人は非常に気にしてしまい、悩んでいるということも多いものなのです。

そして、こういう形での吃音が、最も多いのではないかと思います。

そして、このために、思うように雑談が出来ない(雑談怖がり)とか、電話に出ることに対して怖がり感を抱いてしまうということも多いと思います。

ただ、吃音の場合は、薬とか手術では治すことが難しいということで、今は、言語療法や呼吸法といった対処療法に頼っているのが一般的ではないかと思います。

また、最近は認知行動療法で対応することも多くなっているのではないかと思います。

しかし、対人緊張や対人不安から来る吃音は他人怖がりの症状の一つになりますので、森田療法の学習によって対応していくのが一番、治る可能性が高いのではないかと思います。



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