雑談怖がり



(雑談怖がりの症状について)

仕事のことなどはスムーズに話せるけれど、休憩時間や、飲み会などの時に、思うように話せなくなってしまうというのが雑談怖がりの症状になります。

これも、他人怖がりに悩んでいる時に、良く見られる症状だと言って良いと思います。

仕事中などは、何をするかといった目的がハッキリしているために、この目的の方に注意が向き、森田療法で言うところの「目的本位」の状態になりやすいために、話すことにそれほど支障が出てこないのですが、雑談の時のように、特に目的が見当たらないような時には、目的本位になりにくく、この結果、注意の方向が自分の方に向きやすくなり、このために、緊張や不安を強く感じ、思うように話せなくなってしまうものなのです。

そして、雑談の最中に訪れる沈黙の時間に怖がり感を感じていることも多いものなのです。

しかし、森田療法の学習をしていく中で、目的本位に考え行動する「クセ」がついてくると、雑談の時でも目的本位になることが出来、この結果、雑談怖がりの症状を感じなくなってくるものなのです。



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